明治天皇史蹟・寺本陣旧跡
覚源山 松雲寺
【Kakugenzan Shounji】
411-0013 静岡県三島市三ツ谷新田7-1
当山は、江戸期、正保元年(1644)本山玉澤妙法華寺21世日叙の弟子、松雲院日明が開いた寺です。
爾後、尾張家・紀伊家を始め、参勤交代のため街道を往還する西国大名たちの「寺本陣」となり、幕末には家茂公(14代)・慶喜公(15代)も休息されました。
宝暦13年(1763)11世日乗の代に、朝鮮通信使(宝暦14年11回目)の休息所としての必要から、本堂・庫裡の改築が行われました。
更に、明治天皇は東遷(明治2年3月25日)の砌と、北陸東海地方御巡幸の帰路(同11年11月7日)に休息(同元年10月8日・同12月10日にも)されているので、昭和16年12月13日付、文部省告示第860号によ り、「明治天皇三ツ谷新田御小休所」として国の史跡指定を受けました。(GHQにより、同23年6月19日、指定解除)
市立坂小学校の前身である「三ツ谷学校」(三谷学舍)は、明治6年より同43年まで(37年間)当山に在り、29世日祥が教鞭を執り、所謂 “寺子屋教育”が実施されました。
35世日栄は昭和4年に本堂、36世日汪は同28年に庫裡(平成7年解体)、37世日晴は平成8年に客殿・庫裡を建立し、現在は38世。
箱根山西麓(中腹)に位置し、富士山を真正面に見ることができ、近所に三島スカイウォーク、グランフィールズカントリークラブ、山中城址などがあります。
寺院名称 | 覚源山 松雲寺(しょううんじ) |
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住所 | 411-0013 静岡県三島市三ツ谷新田7-1 |
電話番号 | 055-972-7711 |