久遠寺について

日蓮大聖人の御魂が棲む日蓮宗の総本山

 天災や疫病が相次ぎ、末法の世を呈した鎌倉時代に、お釈迦様の説かれた「法華経」こそが人々を救う正しい教えであるとして布教された日蓮大聖人。身延山久遠寺は、日蓮大聖人がこの地の地頭、波木井南部実長公の招きによって入山され、晩年の九ヶ年間を心安く過ごされた霊山です。

 日蓮大聖人はこの地で厳しい生活を送りながらも、法華経の読誦・門弟の教育・大曼荼羅本尊の揮毫などをされて過ごし、法華経の声満つるこの身延山こそが法華経の根本道場であるとされました。最後には「いずくにて死に候とも九箇年の間心安く法華経を読誦し奉り候山なれば、墓をば身延山に建てさせ給へ、未来際までも心は身延山に住むべく候」とのご遺言を遺され、身延山にご遺骨の奉られる廟墓が築かれました。

 以来750年もの間、法華経の聖山として、また日蓮大聖人のお山(祖山)として、日々人びとの参詣が絶えることはありません。

ごあいさつ

750年の長きに亘り連綿と歴史を紡ぐ身延山久遠寺。
宗祖棲神の霊地身延山では 各種研修会や修行体験を開催しています。また身延山に寄宿しての僧侶育成制度も設けています。

◆由緒
鎌倉時代、疫病や天災が相次ぐ末法の世、「法華経」をもってすべての人々を救おうとした日蓮聖人は、三度にわたり幕府に諫言(かんげん)を行いましたが、いずれも受け入れられることはありませんでした。当時、身延山は甲斐の国波木井(はきい)郷を治める地頭の南部実長公(さねなが)公の領地でした。日蓮聖人は信者であった実長の招きにより、1274(文永11)年5月17日、身延山に入山し、同年6月17日より鷹取山(たかとりやま)のふもとの西谷に構えた草庵を住処としました。このことにより、1274年5月17日を日蓮聖人身延入山の日、同年6月17日を身延山開闢(かいびゃく)の日としています。日蓮聖人は、これ以来足かけ9年の永きにわたり法華経の読誦(どくじゅ)と門弟たちの教導に終始し、1281(弘安4)年11月24日には旧庵を廃して本格的な堂宇を建築し、自ら「身延山妙法華院久遠寺」と命名されました。

翌1282(弘安5)年9月8日、日蓮聖人は病身を養うためと、両親の墓参のためにひとまず山を下り、常陸の国(現在の茨城県)に向かいましたが、同年10月13日、その途上の武蔵の国池上(現在の東京都大田区)にてその61年の生涯を閉じられました。そして、「いずくにて死に候とも墓をば身延の沢にせさせ候べく候」という日蓮聖人のご遺言のとおり、そのご遺骨は身延山に奉ぜられ、心霊とともに祀られました。

その後、身延山久遠寺は日蓮聖人の本弟子である六老僧の一人、日向(にこう)上人とその門流によって継承され、約200年後の1475(文明7)年、第11世日朝上人により、狭く湿気の多い西谷から現在の地へと移転され、伽藍(がらん)の整備がすすめられました。のちに、武田氏や徳川家の崇拝、外護(げご)を受けて栄え、1706(宝永3)年には、皇室勅願所ともなっています。

日蓮聖人のご入滅以来実に700有余年、法灯は連綿と絶えることなく、廟墓は歴代住職によって守護され、今日におよんでいます。日蓮聖人が法華経を読誦し、法華経に命をささげた霊境、身延山久遠寺。総本山として門下の厚い信仰を集め、広く日蓮聖人を仰ぐ人々の心の聖地として、日々参詣が絶えることがありません。

みどころ

  • 総門

    28世日奠上人建立。
    36世日潮上人の書による「開会関」の扁額は全ての人々が法華経のもとに救われる関門という意味。

  • 三門

    「空」「無相」「無願」の三解脱をあらわす三門には、79世日慈上人の筆による「身延山」の扁額がかかる。

  • 菩提梯

    三門から本堂へと続く287段の石段。
    登り切れば涅槃に達するという意味の梯は、南無妙法蓮華経の7字になぞらえ、7区画に分けられている。

  • 五重塔

    2009年5月、明治8年の大火による焼失より134年ぶりによみがえった宝塔。
    木材は全て国産を使用し、設計から工法にいたるまで400年前に建てられた元和の塔を復元・再建した。

  • 本堂

    1985年、日蓮聖人700遠忌の主要記念事業として再建された。
    間口32メートル、奥行51メートル。一度に1,500人の法要を奉行できる。

  • 祖師堂

    日蓮聖人の神霊を祀る堂閣。
    「棲神閣」と称する。
    江戸時代に廃寺となった感応寺のお堂を、明治14年に移築・再建した。

  • 報恩閣

    立教開宗750年慶讃事業のひとつとして建築された「報恩閣」は、受付と信徒休息所を備える。
    また、『バリアフリー』であることも大きな特徴。

  • 御真骨堂

    白亜の八角堂とその拝殿から成る。
    最新の災害対策を施した堂内には日蓮聖人の御真骨を奉安する。

  • 祖廟

    日蓮聖人ご入滅時に建立された五輪の墓を塔内に収め、地下の龕室には御霊骨の一部を奉安する。

  • 御草庵跡

    日蓮聖人が住まわれた御草庵の跡地。
    聖人は身延で過ごされた足かけ9年間、この御草庵で法華経の読誦と門弟の教育に終始した。

住所

〒409-2524 山梨県南巨摩郡身延町身延3567

交通アクセス

詳しくはホームページをご覧ください。

正式名称 身延山 久遠寺(みのぶさん くおんじ)
住所 〒409-2524 山梨県南巨摩郡身延町身延3567
駐車場 有り・140台
電話番号 0556-62-1011
メールアドレス info@kuonji.jp
公式サイト http://www.kuonji.jp/
Twitter https://twitter.com/wamatasan
Instagram https://www.instagram.com/minobusankuonji/