昨日は上野の国立博物館へ行ってきました。
他宗を知る事も大切です。
禅・天台・真言の三宗兼学の事や
なんと言っても風神雷神図などとても興味深く観る事が出来ました。
特にお茶に関する物が印象に残りました。
お茶の効用や作法を研究など、日本に伝えたと言われているそうです。
それに伴う道具やお茶会の様子等に目を引かれました。
しかし全体を観て感じたのは、栄西様本人の物の少なさと言う事でした。
改めて、日蓮聖人の残された物の多さに驚くとともに、
大切に守られて来たのだと思いました。
今我が家では、断捨離を行っている最中です。
知らず知らず溜め込んでいる不要な物を出して風通しを良くしようと思ってはいますが、
これはどうしよう等、迷うばかりの毎日です。
逆にあまり残っていない栄西様の見えない物が、臨済禅に伝わっているのかも知れません。
しかしお書きになった物があるとそれを見るたびに、お話しされているような気持ちになります。
いかに残しそれを伝えるのか、判断を含め難しいことですね。
三島の御師匠様が本の編纂をしていますが、残すと言う事が大事だと思っての事なのかなと思いました。
自分は何を残すんでしょう。