2022年3月の「法の葉」

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日蓮(にちれん)は安房(あわ)の国(くに) 長狭(ながさ)の郡(ごおり)の東条(とうじょう)の郷(ごう) 片海(かたうみ)の海人(あま)が子(こ)なり
日蓮は、安房の国の長狭郡 東条の郷の片海の漁師の子である
日蓮聖人のお手紙「本尊問答抄」より

千葉県鴨川市の小湊港から、海岸沿いの遊歩道をしばらく進む。目の前の海に小弁天島・大弁天島と名付けられた小島が現れる。そこは「蓮華ヶ淵」と呼ばれ、日蓮聖人の生家があった場所だと伝わる。日蓮聖人は今から八百年前、確かに私たちと同じこの地球にお生まれになった。
仏教の創始者・お釈迦様も約三千年前、地球に誕生し、人々を幸せに導くために多くの教えを説いた。長い年月を経て、お釈迦様の教えは経典として日本にも伝わっていたが、何が一番大切な教えなのか分からなくなっていた。
日蓮聖人は『妙法蓮華経(法華経)』が最高の真理であり、この教えでなければ人間が幸福になることができないことを確信し、法華経の通りに行い、法華経に示された迫害(法難)に遭った。身を以て法華経こそが真にお釈迦様の教えであり、正しいものであることを証明されたのである。

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