令和五年度 第二回僧道林を終えて

這えば立て 立てば歩めの 親心 我が身に積もる 老いも忘れて

こんにちは!研修員の渋谷修大です。

暑い日が続きますが、皆様はどうお過ごしでしょうか?
私は、最近法話中に落語(蒟蒻問答)の掛け合いを用いたら、思いの外好評でして、落語を用いた法話を今後も作ってみようかと思っています。

正直、日々の法話作成に行き詰まっていて、破れかぶれな気持ちもあったのですが、やってみなければ分からないものですね。

御祖師様は実践を大切にされました。
理論も大事ですが、まずはやってみるということも同じぐらい大事だと言うことに、改めて気づかされました。

さて、8月の21日~25日までの5日間、大本山清澄寺様にて開設された本年度第二回僧道林に、書記補として研修員6名で参加させて頂きました。

塚本智秀主任先生(富士宮圓恵寺様御住職)以下
笠井恒明主事先生(静岡妙蓮寺様御裡)
木田法恩書記先生(川崎安立寺様御裡)
大木亮慶書記先生(佐世保本佛寺様御住職)
佐藤光正書記先生(明石本立寺様御裡)
穗坂眞悠書記先生(留萌感應寺様御裡)

訓育部6名の御上人と共に期間中、11名の林生の指導に当たりました。

今回の訓育部は、布研OBの方々で固められ、昨年度第59回布教研修所修了の佐藤上人と穗坂上人も書記先生として参加されておりました。(お二人には布研初日の所内整理でもお世話になりましたm(_ _)m)

訓育という初めての経験に戸惑いながらも、林生が少しでも多くのことを学んで、信行道場へのステップが踏めるよう、私たちも訓育部の御上人方と共に一生懸命に指導に当たらせて頂きました。

私は、今回の僧道林を通して、指導することの難しさを再認識しました。

指導、教えるということは、自分がしっかりと指導する内容を理解していなければなりませんし、それを言葉で伝えることが出来るかが大切です。

今回では、特に法式声明について自分の理解がまだまだ浅かったことを痛感しました。

布教研修所もまもなく折り返しとなります。
残りの研修期間に向けて、自分を見つめ直すよい機会となりました。

最後に、塚本主任先生が講義の中で引用されていた詩をご紹介したいと思います。

”這えば立て 立てば歩めの 親心 我が身に積もる 老いも忘れて”

林生みなさんの益々の御活躍を期待しています!!

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