光る御曼荼羅!!

臨滅度時の御曼荼羅を拝観いたしました

皆さん、こんにちは。研修生の吉田憲史です。

11月7日に「鎌倉国宝館」に研修に行きました。
この鎌倉国宝館に来た理由、それは日蓮宗の御本尊で1番目にすることが多いであろう。有名な御本尊。「臨滅度時の御曼荼羅」を拝観する為です。

「臨滅度時の御曼荼羅」とは日蓮聖人が書かれた高さ158センチ幅102センチの大きな紙本墨書の大曼荼羅御本尊です。
なぜ、この御曼荼羅が有名なのかと言うと、それは日蓮聖人が臨終(亡くなららた時)に枕頭に掲げられた御曼荼羅だからです。

日蓮聖人が弟子の日朗上人に授与した事から、日朗上人が建てられた、鎌倉妙本寺様にあります。現在は鎌倉国宝館に厳重に保存されています。

実際にご真筆である臨滅度時の御曼荼羅を拝観し、身体が勝手に手を合わせたくなる。そんな感覚になりました。普段、見ることの出来ない、部分部分の墨の濃さ薄さなども見てわかりました。特に日蓮聖人のお名前の部分は薄くなっていました。当時の方々が日蓮聖人をより近く感じる為に、お名前の部分を撫で触ったのだと推測されます。
本物の日蓮聖人の御曼荼羅は光って見えるという事を聞いたことがあります。

私は御曼荼羅のあまりの大きさに、実際に御曼荼羅の世界に入った様な世界が想像されました。

これも日蓮聖人はそういう世界を感じて欲しくてこの御曼荼羅を執筆されたのかなと1人、日蓮聖人の凄さにさらに尊敬の念を抱いているところです。

布教研修所も残り1ヶ月を切りました。待って下さっている家族、友人、檀信徒の皆様の期待に応えるべく、しっかりと学び尽くしたいと思います。

残念ながら写真を撮影することはできませんでした。引用(『「大日蓮展」図録』東京国立博物館(2003年))

鎌倉国宝館(鶴岡八幡宮前)

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