お曼荼羅って?

お仏壇のお曼荼羅って、どんな意味があるの?

お彼岸のお経回りをしていると、お仏壇にお曼荼羅が掲げられているお宅をよくお見かけします。
中には古くから大切に受け継がれてきたものもあり、代々続いてきた信仰なんだなぁとしみじみ思うこともあります。

ただ一方で、
「大切なものだとは思うけれど、どんな意味があるのかまではよく分からない」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お曼荼羅の意味をできるだけやさしくご紹介してみたいと思います。

お曼荼羅は「法華経の世界」を表したもの

日蓮宗のお曼荼羅は、一見すると文字がたくさん並んでいるように見えます。
しかし実はこれは、お経の中の大切な場面がそのまま表されているものです。
その場面とは、法華経の中で釈迦さまが教えを説かれている「会座(えざ)」と呼ばれる世界です。

法華経の中では、ただ一人の仏さまがいるだけではありません。
釈迦如来
多宝如来
さまざまな菩薩や神々
そして私たちのような存在まで、
多くのいのちが一つの場に集まり、教えを聞いている様子が表されています。
そしてお曼荼羅は、その登場する存在がそのまま記されたものなのです。
ここに、私たちのご先祖様もまた、同じ会座に列座されていると受けとめることができます。

お曼荼羅の中心には、
南無妙法蓮華経
と書かれています。

これは、釈迦さまが説かれた教えの核心であり、
すべてのいのちを支える大切な法(真理)を表しています。
つまりお曼荼羅は、
中央に教えそのものがあり、
その教えを説く仏さまと、それを聞くすべてのいのちが
一つの場に集まっている姿を表しているのです。

私たちがお仏壇の前で手を合わせ、お曼荼羅に向かうということは、
法華経の説法の場に身を置くことと言えます。
そこには、ご先祖様も共にいらっしゃいます。
そうした意味を少し思い浮かべながら手を合わせてみると、
お仏壇の前の時間の感じ方も、少し変わってくるかもしれません。

臨滅度時のご本尊

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