寄付金贈呈
平成26年6月11日、甲府市にある介護老人保健施設NAC湯村において、近年青年会の恒例行事となっています訪問法話会を実施しました。本年は小松会長をはじめとする11名の会員がNAC湯村を訪れました。
まず午後2時より、本施設で生活している施設利用者を対象とした法話会が始まりました。近年恒例となっているせいか、私たちが会場に入ると施設利用者の方々に熱烈な拍手で迎えられました。小松会長から青年会から寄付金を利用者代表の方に手渡し、続いて会員一人一人自己紹介をさせて頂きました。
法話会 大坪副会長 『仏様の心』
続いて大坪副会長による法話が始まりました。大坪副会長は「仏様の心」というお話をされました。私たちは心と体の二つによってなりたっていますが、心が体を導いて行くことが大切なことであり、良い心がけが、人生を良い道へ導くことができる、そしてお題目を唱え、仏様と向き合い、自分の心とよく向き合うことが大切なことであると、入居者の方へあたたかい口調でお話をされました。
施設利用者の皆様とお話会
法話に続いて、施設利用者の皆様の輪の中に入り、お話会が始まりました。これは施設の職員からの要望で、今年から始めた試みになります。入居者の皆様と、直接お話をして、悩み事や、疑問、普段の何気ない事など語り合ってほしいということで、入居者6名に対し、青年会会員一人がその輪の中に入り、お話を始めました。私たちも初めての試みでも最初は大変にぎこちない様子でしたが、時間がたつにつれ、方々で笑い声が聞こえるようになりました。職員の方から普段あまり笑わない方にも、笑顔が見られたといううれしい報告をいただきました。
次に3時より、施設の通所サービス利用者に対する法話会を実施しました。ここでは会員の芦田智秀上人により「感謝」というお話をして頂き、普段の生活において如何に多くの人々やものに支えられ生活しているのか、そして感謝をもって生きる事が大切であるというお話をさせて頂きました。こちらの法話会でも職員さまの要望により、利用者の中に入り直接お話をさせていただきました。最初は、悩みでも聞いてくださいとの話でしたが、私たちも利用者の方に励まされ、多くを学ぶ素晴らしい機会を得る事ができました。
この度は、新しい試みをさせていただきましたが、施設の方々からもこれを恒例にして来年もこのふれあいの機会を設けたいというお言葉をいただきました。私たちも慣れない事であり大変緊張もしましたが、それでもまたこれを続けて行いたいと感じました。
山梨日蓮宗青年会事務局