六月二十九日、身延町にあります介護老人福祉施設「みのりの里いいとみ」において、ボランティア活動を行いました。
毎年継続して行われている事業ですが、本年はご縁がありまして「みのりの里いいとみ」にての実施となり、奥野本通会長をはじめ、十一名の会員が施設を訪れました。
はじめに、「みのりの里いいとみ」に勤務する、山日青会員の横山瑞法上人より、施設についての説明を受け、それに続いて内部を見学させていただきました。
こちらの建物は本年の四月二十八日に竣工式を終えたばかりの新しいもので、こうした施設が満たさなければならない様々な要件を備え、さらに利用者のための工夫が施されていると聞き、実際にその配慮が行き届いている様子を見て、大変感心しました。
施設見学の後、清掃活動を行いました。梅雨の時期ではありましたが、幸い天候に恵まれ、涼しい風の吹く中、外庭の掃除に勤しみました。
淡々と、そして時には言葉を交わしながら、作業を進めました。
清掃活動を終えて施設内に戻ると、利用者の皆様との対面と相成りました。まずは奥野会長を導師として、御宝前での法味言上が行われました。
多数の青年僧による読経と唱題が建物内いっぱいに響き渡るような感覚があり、実際利用者の方からの「こんなに大きな声で」という声が漏れ聞こえました。
また、それ以上に印象深かったのは、私たちと一緒に読経・唱題してくださった方が多くいらっしゃったことでした。
次に、奥野会長による法話が行われました。
暗い気持ちでいるよりも、明るく前向きに生きていく方が良いと、力強い口調で、励ますように語られたことに、利用者の方も頷きながら聞き入っている様子が見受けられました。
最後に、利用者の皆様との茶話会を行いました。
これは、利用者の方々が席に着いているところに、2,3名の青年僧が席を共にして、一緒に飲み物とお菓子をいただきながらいろいろな話をお聞きするという形で行われました。
そのため、どちらかというと和気藹々とした雰囲気の中で会話している席が多いような気がしました。