2015年 少年少女錬成道場

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七月二十七日、二十八日の二日間にわたり、毎年恒例の少年少女錬成道場「七面山登山」を開催しました。
本年は七面山での御来光を拝することはできなかったものの、登山中は天候に恵まれ、参加した子供たちと楽しく賑やかに七面山に登ることができました。
参加者は諏訪副会長を先頭に会員十三名、少年少女三十一名、保護者二名という大人数での登山となり、一行は二十七日の早朝に七面山麓の増田屋旅館に集合ました。ここで、班分けを行った後、団結式を行い、元気よく敬慎院へ向けて出発しました。
今回は小学校の低学年の参加が多く、何度も参加している高学年の子供たちに励まされながら七面山の厳しい参道を笑顔で登って行きました。
毎年参加している子供たちは低学年の子供たちの面倒をしっかりと見る、立派な先輩となっており、一年前に会った時よりも見違えるほど立派に成長した姿は私たち青年会員を驚かせます。
途中の景色を楽しみながら元気よく登り切り、御来光の遥拝場に到着すると、澄み切った空に大きくそびえる富士山が姿を現しておりました。
暫く雄大な富士山を眺めたのち、敬慎院へと到着し、敬慎院のお風呂に入れて頂き登山の汗を流しました。
家のお風呂とは違い石鹸もシャンプーもない山のお風呂に戸惑う子もいたようですが、登山の疲れを暖かいお湯で疲れを癒しておりました。
入浴後は、七面大明神様の御開帳をしていただきました。初めに敬慎院の山務員より七面山のわかりやすい説明を受け、御焼香の仕方を教わりました。御開帳が始まると子供たちは教えてもらった通りにお焼香をして、七面大明神様に向かって手を合わせ、大きな声でお題目を唱えさせて頂きました。
普段、なかなか体験することができないことでもあり、また、荘厳な雰囲気に緊張してなのか、登ってくるときは賑やかに騒いでいた子も真剣な面持ちで御開帳を受けておりました。
特別に作ってもらった夕食のカレーを食べ終わると、七面山の夕勤にほかの参拝者と一緒に参列しました。
大勢の僧侶の早い読経に驚き、圧倒されながらも、唱題の際には力強い太鼓の音に負けないくらい大きな声でお題目を唱えており、お導師様より誉めて頂き子供たちはとてもうれしそうにしておりました。
翌日、二十八日は四時半に起床し、御来光を拝しに遥拝場に向かいましたが、残念ながら厚い雲がかかっており、日の出の時間になっても御来光を拝することはできませんでした。
しかし、昨年同様ラジオ体操を行うと子供たちは元気に体操を行い、朝の雄大な自然に触れておりました。
下山前には、お世話になった敬慎院のお掃除をさせて頂きました。
子供たちは自分たちが泊めてもらった部屋や廊下などを、一生懸命きれいにしようと率先して励んでおりました。敬慎院の皆様の見送りを受け、下山の道中も元気に降りていきました。下山後には増田屋旅館にてお風呂と、お昼ご飯を頂き解散式となり、それぞれの家に帰って行きました。
本年も何事もなく、無事に「七面山登山」を終えることができましたのも、参加してくれた子供たちの日ごろの行いや、関係の皆様方のご助力、そして何よりも七面大明神様の御加護があったからに他ならないとつくづく感じる少年少女錬成道場でありました。

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