令和元年度 教師研修会・教師意見交換会・賀詞交換会

開催日:2020年01月26日

1月26日(日)グランドホテル神奈中平塚で、令和元年度、神奈川県第三部宗務所主催の教師研修会・教師意見交換会・賀詞交換会が行われた。

●教師研修会
 午後3時から、青年会が担当の教師研修会が開始。立正大学心理学部、対人・社会心理学科教授の西田公昭氏を講師に、僧侶40名が出席のもと、「なぜ、カルトに入会してしまうのか」とのテーマで講演が行われた。
 西田氏はカルトを「こっそりと人権侵害する集団」と定義し、オウム真理教の事例を引きながら、どのように人々の心が変えられていくのかを説明した。恐怖・不安で混乱に陥れるなどした後、洗脳する側に都合の良いように意思決定の装置(ビリーフシステム)を書き換えることで、マインドコントロールが完成する。
 曖昧さに耐えられない性格・オカルトへの関心・社会的に疎外感があるなど、マインドコントロールに陥りやすいポイントがあり、陥った原因を分析することで、解消の方向性が検討できるとした。
質疑応答では、「マインドコントロールへのかかりやすさをテストする方法」、「マインドコントロールの解消方法」など、自坊運営に引き当てた質問が多く聞かれた。

●意見交換会
午後5時からの教師意見交換会では、宗務所活動・龍口法難750年・御降誕800年の報告の後、六会・中愛会・協和会会長の挨拶がされた。質疑応答は特になく、閉会となった。

●賀詞交換会
午後6時からの賀詞交換会では、山﨑所長・小林正雄宗会議員・本山妙純寺星日龍貫首が新年の挨拶を述べ、延台寺中島源吾師の乾杯発声の後、参加各聖は親睦を深めた。
 途中、新住職として妙善寺加納祥有師、妙現寺福嶋冴淘師の挨拶があり、最後に羽田鳳照宗務所副長の挨拶をもって閉会した。

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