3月の4.5.6日の2泊3日、青年会主催での団体参拝へ行ってまいりました。
初日にまず向かったのは、日蓮宗総本山・身延山久遠寺。日蓮聖人が晩年の9箇年をお過ごしになられた聖地です。輪番奉仕という儀を通じて、全員で日蓮聖人へお給仕させて頂き、その後日蓮聖人の魂が宿る御廟所を参拝しました。翌朝は朝勤に参列し、力強い大太鼓の音や学生の読経の声に圧倒されました。大変ありがたい経験となりました。
翌日は身延から移動し、静岡県伊東市へ参りました。伊豆伊東は日蓮聖人が流罪に遭われた場所で、本宗にとって由縁深い地であります。その中でも佛現寺・蓮慶寺の2ヵ寺をお参りいたしました。
佛現寺は霊跡本山で、熱病に苦しむ伊東の地頭・伊東祐光が日蓮聖人に救って頂いたご縁から、毘沙門堂の草庵を与え、この場所で『教機時国鈔』などの書物を日蓮聖人は執筆されることとなります。
蓮慶寺は船守弥三郎という漁師の屋敷跡に建てられたお寺であります。日蓮聖人が幕府の反感を買ったために伊豆の地へ流され、海の岩場・俎岩(まないたいわ)に一人取り残されていたところを船守弥三郎夫妻が救出しました。その後幕府から追われる身である日蓮聖人を匿い、お給仕なさった大恩人・船守弥三郎夫妻をお祀りしているのがこの蓮慶寺でございます。
どちらの御住職もお寺の歴史・日蓮聖人に対する思いを熱く語っていただき、檀信徒の皆さまも感銘を受けていらっしゃったご様子でした。
最終日は鎌倉を訪れ、日蓮聖人が諌暁されたと言われる八幡大菩薩が祀られる鶴岡八幡宮を参拝し、観光を楽しみました。 約70人の檀信徒の皆さまにご参加いただき、大変実りのある団参となりました。
身延・伊豆団参
開催日:2024年03月04日