◆住所
山形県鶴岡市錦町19-9 【地図】
弘安八年、智福院日祐聖人が三河の国に当山を建立。第二世の時、酒井家初代忠次公が日蓮宗に帰依、爾来酒井家とともに守護菩提を弔い、共に歩む。酒井家第二代家次公の代に幾度の所替え。酒井家第三代忠勝公の代に庄内鶴岡に至る。蓮乘寺は四度の火災に遭い、その都度再建。しかし、四度目の火災で堂宇の再建困難となり、藩主の屋敷を頂いて仮本堂にする。爾来、平成三年まで百五十年間その状況は続いた。現住職日篤は檀信徒と一致団結、平成三年十二月に現本堂、位牌堂、庫裡が完成し、更に平成二十六年には客殿を建立し寺観を一新された。
蓮乘寺は、総本山身延山久遠寺の直末寺にして「聖人寺」の寺格を保ち、歴代住職は僧侶最高の栄誉「紫紋の袈裟」の着用を許された由緒寺院である。