平成28年12月13日(火)午後3時より浅草の妙音寺において、南アルプス市久成寺の村上通明師をお招きし、東京東部声明師会の講演会が行われました。テーマは「寺院(僧侶)の密葬・本葬儀について」を他の管区の方も含め約30名の僧侶が参加しました。僧侶の葬儀は複雑な行程があり、村上先生には、様々な儀式の由来を詳しくお話をいただきました。
僧侶が衣の上につける手巾という紐は引っ張ってもほどけないよう縛るそうです。それは、もし法要の時に急に病気になって死んでしまっても、その死体を人が引いていけるように縛るからだそうで、僧侶が日々「腹をくくり」、常に死を覚悟して生きることを象徴しているとのことです。