日蓮宗宗務院伝道部より
9・21「国際平和デー」に、日本中のお寺で平和の鐘の音を!
NYの国連本部に日本から送られた「平和の鐘」があるのを知っていますか?
1954年、中川千代治という一人の日本人の想いがきっかけとなり、当時国連に加盟していた世界60数カ国から集められたコインをもとに「平和の鐘」がつくられ、日本政府から国連に寄贈されたものです。
この鐘は、国連による「世界の心が一つとなった平和のシンボル」として、毎年、平和の記念日「国際平和デー」である9月21日に打ち鳴らされ、宗教や文化の違いを越えて、平和へのメッセージが世界中の人々に送り続けられています。
「平和と争いは人間の心の中から起きる。多くの人たちの平和への願いがこもったコインを溶かして平和の鐘をつくり、その鐘の音を世界の隅々に響きわたらせ、世界中の一人ひとりの心の中に平和の声を染みわたらせたい」という一人の想いから生まれた平和の鐘。
あらゆるものが関わり合って存在しているように、私たちの想い一つひとつも世界と繋がっています。
私たちの心が変われば世界もまた変わることができるでしょう。
平和な世界は、私たちの心からはじまります。
鐘は日本中のお寺にある。
日本中のお寺が平和を祈る鐘を打ち鳴らせば、きっとその音色は多くの人たちの心に響きわたり、平和への願いと「今ある幸せ」への感謝の心を呼び起こすことができるでしょう。
「国際平和デー」である9月21日の正午、あなたのお寺でも平和の鐘を鳴らしてみてはいかがでしょうか。
當山では9月21日(土)の正午より鐘を鳴らします。當日お参り下さいます方は”平和への願い”と”今ある幸せ”へ感謝し鐘を打ち鳴していただきたくお願い申し上げます。