日華上人の句

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小田原は道路や歩道の雪もすっかり解けて、日の当たらない場所や屋根から落ちた雪溜りで大雪が降った跡形を残すのみです
然しながら未だ道路や鉄道などに影響が出ており不自由さを感じる方もいらっしゃると思います
雪に慣れていない地域ですので、この位なら大丈夫だろうと無理をせずにお過ごしください

本日は當山の第51世 大道院日華上人の句をご紹介させていただきます

多尾佐令志竹和静可仁田知上里
多尾背枝雪輪嗚戸加他毛奈志

倒されし竹は静かに起(た)ちあがり
倒せし雪は跡形(あとかた)もなし

この言葉は1人ひとり受け止め方が違うかもしれませんが
私は
『嫌なことがあっても、腹立たしいことがあっても不満を・愚痴をこぼさずに、出来事に振り回されす確りと受け止め立ち止まらずに前に進みなさい』
と教示されていると判断しております

仏教において克服すべきものとされております最も根本的な三つの煩悩「貪りの心」「怒りの心」「愚痴の心」を三毒と申します
日蓮聖人は『観心本尊抄』で「瞋(いか)るは地獄、貪(むさぼ)るは餓鬼、癡(おろ)かは畜生」と三毒を説示されております
不平・不満・愚痴をこぼすのは簡単ですが、いかに平らな心で日々過ごすことが難しく大事になります

當山の第51世 大道院日華上人の句は當山の大玄関に掲げておりますので當山にお立ち寄りになられました折にはご覧下さい

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