秋季彼岸法要の御案内

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

当山では9月21日日曜日午前10時30分から境内中央の永代廟前でお参りをします。
午前11時から本堂で彼岸法要を行います。
彼岸という言い方は「到彼岸」を略したものです。これはインドで使われている言葉のひとつサンスクリット語の「パーラミター」(波羅蜜多)を訳した言葉 で、文字通り彼岸へ到達するという意味です。彼岸とは悟りの世界を意味し、迷いや苦悩に満ちたこちら側の岸(此の岸)に対して、あちら側の岸(彼の岸)、 つまり極楽浄土のことを指しているのです。では、どうしたら極楽浄土の岸へ渡れるのでしょうか? 仏教には六波羅蜜の教えというのがあります。
[布施]他人へ施しをすること
[持戒]戒を守り、反省すること
[忍辱]不平不満を言わず耐え忍ぶこと
[精進]精進努力すること
[禅定]心を安定させること
[智慧]真実を見る智慧を働かせること
こうした徳目は本来なら毎日心がけるべきなのですが、日頃は忙しくてなかなか実行できないのではないでしょうか。そこで、せめて春と秋、年に2回くらい は実践しようというのが、お彼岸法要の意味です。お彼岸には、ご先祖様のお墓にお参りし感謝と冥福を祈るとともに、六波羅蜜の教えを実行したいものです。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ