開催日:2015年05月13日
5月13日午前10時
御塔坂旧跡にて
御塔坂大祭を厳修致します。
日蓮聖人が文永六年(一二六九)に富士埋経の旅の帰路、相州足柄郡板橋という地にかかり(現・小田原市板橋字富士山三六三番地)、象の鼻に似た岩の上に立たれ、房総の諸岳を遠望し、故郷忘れがたく、しばし両眼を閉て妙日妙蓮へ御追福の御題目を唱えられ、石の宝塔をたて、妙法蓮華経・多宝如来・釈迦世尊日蓮などと手刻す、と伝えられています。別の説もあり文永一一年甲州遊化の後箱根路を経て帰倉の際と同年鎌倉より身延山への旅の途次、ともあるが、小川泰堂居士の「日蓮聖人聖伝」や山川智応著「日蓮聖人」、小川雪夫著「日蓮の生涯と足跡」には文永六年で記されている。 以後、里人この地を「御塔さん」と呼び親しみ尊仰し香華の絶え間が無かったとされます。(寺誌より)