「金村の茶会」に伺いました

 先日地域情報でご紹介した、桜なべ中江別館 金村で行われた「-吉原-金村の茶会」に行ってきました。

 吉原大門の中にあるお店は昔の料亭で、歌舞伎座や成田山新勝寺本堂を設計した吉田五十八の手になるものだそうです。建物への愛着が深かった女将さんが桜なべ中江の別館に使ってもらえるならとたっての希望で譲られたとお聞きしました。(お店の中には地元の色んな資料の展示もあります。)

 中江のご主人の吉原に纏わる話題豊富なお話(特に建物改修にあたって行われた家祈祷の話はとても興味深かった)、厳かな雰囲気のなか美味しいお菓子とお茶のお手前をいただきました(茶会の経験がない私は緊張しましたが、「今日は気楽に楽しんでくださいね」とのお声がけでリラックスしたお茶席でした)。特に床の間の掛け軸(中江の先々代が書いた不動明王の仏画)や生花、道具、舞踊の衣装、など茶会の趣旨に相応しいものを選ぶもてなしの気遣いに感心しきりでした。

 何よりも、主催者である日本舞踊師匠の山本様、お茶の師匠皆様、中江のご主人の地元吉原の文化を大切に伝える姿と、お店と場所の歴史ある雰囲気に触れられとても楽しかったです。地域振興の取り組みにとても刺激を受けました、また企画がありましたらご紹介させていただきたいと思います。

NEXT

一覧へ