5/6(火)は蔦屋重三郎のご命日 第229遠忌です(限定御朱印などのご案内)

 来月5月6日(火)は蔦屋重三郎 の祥月命日・第229遠忌になります。(ウィキペディアの記述などから新暦「5月31日」を命日と認識されることが多いようですが、改暦前の歴史上の人物の命日は普通旧暦を用いており、正法寺も過去帳記載旧暦を命日としています)

 蔦屋重三郎は寛政9年(1797年)5月6日の夕刻に亡くなりました。大田南畝の「会計私記」には、亡くなった翌日7日に正法寺にて葬儀が行われ南畝本人が参列したことが記されています。

 当日正法寺ではイベントのようなものはないのですが、私住職は「常経」といって一日本堂でお経をあげ(午前10時、午後1時、午後3時の3回を考えています)蔦屋重三郎・幽玄院義山日盛信士ならびに蔦屋家歴代諸霊位を弔いたいと思っています。

 また当日はご命日限定の御朱印をご用意します(下記写真)。正法寺蔦重供養碑に刻まれた石川雅望による墓碑銘から人柄をよく伝える3つの句「人に接するに信を以てす」、「柯理恢廓産業 一倣陶朱之殖 蔦重(からまる)は吉原遊廓を豊かにして皆を力付けること中国の偉人陶朱公のようであった」、「其巧思妙算 非他人所能及也 その発想力や人を結びつける力と世事を見通す計算高さは他人の及ぶ所なく図抜けていた」を謹書し、蔦重第229遠忌のお塔婆のような気持ちで書きました(当日はお経中につきお渡しになりますことご了解願います)

 連休の最終日になります。お参りの皆様には混雑にご配慮をいただき、心静かにお手を合わせ蔦屋重三郎へのご供養をお願いいたします。

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