令和7年10月掲示板

今月の言葉
「常不軽菩薩の教え」
=常に相手を敬い、何事も軽んじない=

『法華経』の中に登場する常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)は、すべての人の心の奥底に「仏の心(仏性)」を見出し、誰に対しても手を合わせ、頭を垂れて敬意を示したと伝えられています。

たとえ人々からののしられたり、石を投げられたりしても、その相手を軽んじることなく、変わらぬ敬いの心で接し続けたそうです。

やがて、常不軽菩薩に敵意を抱いていた人々も、自らの愚かさに気づき、「地獄の心」から「仏の心」へと改めていったと説かれています。

私たちの心の中にも、「地獄」と「仏」、「善」と「悪」がともに存在しています。そのことをしっかりと自覚し、「地獄」や「悪」といった部分を少しずつ削ぎ落としていく努力が大切でしょう。

また、誰かに嫌な思いをさせられた時でも、相手の中にある「善なる心」に思いを寄せ、許すことができれば、私たち自身の心にも「安穏(あんのん)」が訪れ、相手も自らの過ちに気づくかもしれません。

言葉で言うのはたやすくても、実践するのは決して容易ではありません。
それでも、常に「仏の心」を忘れずに日々を過ごしていきたいものです。合掌

NEXT

一覧へ