仏の教え「少欲知足(欲は少なくして、足りていること知る)」
日常に満足できず、自分の欲を満たすために快楽を求める方がいらっしゃいます。
非日常の快楽はとても楽しくもあり、普段の苦悩を和らげてくれることもあるでしょう。
しかしそれはほんの一時のことであり、苦悩の解決には決してつながりません。
人間は誰しも「もっと、もっと」と欲深いものです。
その欲深さが、まさに苦悩を生み続けるのです。
歩みを止めて、自分自身をゆっくり見つめなおしてみましょう。
どれだけ自分が恵まれているのか、どれだけ自分が欲深い人間なのかに気づけるはずです。
日常の些細なことに幸せを見つけ、現状がすべて与えられたものだと感じた時、
真の心の安定が得られるはずです。
快楽では決して心の安定は得られません。合掌