「自分は何でもできる!」「俺は偉いんだ!」と驕り高ぶる方がいらっしゃいます。
しかしながら、我々人間にはどうにもならないことが起こり得ます。例えば、病であったり、死であったり、大事な方との別れであったり。驕り高ぶる心に、ふとこのような魔が入り込むのです。
「畏敬の念」という言葉があります。これは多くは神仏や大自然などに使う言葉ですが、崇高なものに対しおそれ敬う心情のことです。
崇高なものに対してだけではなく、常日頃から何事に対してもこの「畏敬の念」の心情が大事に思います。
朝起きて、今日という一日を与えられたことに感謝をし、仕事で失敗をしてもその失敗から新たな学びがあるととらえ、自分を気にかけてくれる方にお礼を言い、夜寝る前に今日一日何事もなく過ごせたことに感謝をする。
このような生活を心掛けることにより、神仏の慈悲の御心に包まれながら、穏やかな日常を送りたいものです。