尼僧になって11

~しつこい輩~
オンラインが普及する中、いじめにあって、そっとお寺に相談する方がいます。
子供のいじめ、労働者のいじめ、近所同士の小競り合い、ママ友のいじめ
昔も今も誰にもわからないよう、そっと悩みを打ち明ける方がいます。、
思い起こせば先代住職のもとへは、中年サラリーマンの方が相談に来られる事が多くありました。
どうして寺なのかと問えば、静かだから、仏様がいるから、優しそうだから、強く責められないと思ったから・・と思うそうです。
いじめについて、人に問えば、頭の蠅も払えないなんて、情けない、と馬鹿にされることもあると、下を向いて話す方がいます。
そうでしょうか・・実際はそんなに安易に払えるものでしょうか?何かを守るために、堅固に維持する為にあえて払えない事も多くあります。
いじめにあう人は、その全てを私に打ち明けてくれます。ですから私も本気で己をさらけ出します。体のいい事だけを言うつもりもありません。

寺にも喧嘩をしかける体の悪い、非常にしつこい輩がいます。もう20年になります。
経文を唱えれば、寺の門前に来て罵倒し、恫喝する。一挙手一投足見張る。一家総出で睨みつけ回す。寺に不幸があれば、ご愁傷様と笑いながら大声をあげる。朝ごみを出せば、後ろからつけてきてスマートフォンを顔面にかざし、睨みつける。
労働をしている様子はなく、暇つぶしに寺を罵る事を生きがいにする輩、
いますよ ここにも・・・どんな事があっても、絶対にやめない輩はいるものです。

監視カメラを付けざるを得ない昨今、
門前にそっとお賽銭をおいて、今月の聖語を読み、目を閉じ一礼して帰られる方がいます。
大切な大切な浄財、仏様のお香料とさせて頂きます。

寺院に向かって想像をはるかに超えた悪行をするものもいれば、己の浄化に来られる方もいます。
自営の方が店を守るよに、寺もお題目を唱える道場、法華経を読誦し、人に法を説く認可された皆の場所として大切にしなければいけません。

日蓮聖人750遠忌、日樹上人滅後400年まで後5年 

布教の為 ガリ版を使って深夜まで印刷をする後姿の父
座布団に赤ん坊の私を寝かせては、木柾を打ちお経をとなえた母
大きな太鼓でお題目を唱える母のすべてが私を支えています。

身の震える思いで題目を唱える毎日が続きます。

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