樹齢六百年を超える大銀杏

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

浄光寺境内の中心には樹齢六百年を超える大銀杏がございます。
保科正之公のご生涯について著された、中村彰彦氏の『名君の碑』にもこの大銀杏について記述されております。

「ついで正之は、城南の法華町に普光山本眷寺という境内地一万坪の法華寺院があることを知った。行ってみると、門前町に面した山門のうちに樹齢二百年を優に越えたとみられる大銀杏が亭々とそびえ立ち、大本堂も十間(十八・二メートル)四方堂々たる寺院だった。法華宗ならば、と考えた正之は、高遠浄光寺の日遵上人にすぐに連絡。この寺を本眷山浄光寺と改称して浄光院の新たな位牌所とし、日遵を住職に迎えることにしてやっと晴れやかな気分になった。」

正之公が山形に栄転入部された寛永十三年(1636)の時に、すでに立派な銀杏の木がそびえ立っていたと書かれております。
その後浄光寺は幾度か山形市で発生した火災に遭い、本堂や庫裡の消失に見舞われておりますが、この大銀杏は寺のシンボルとして昔の姿をそのまま今に残しております。

またNHKの人気番組「にっぽん縦断 こころ旅」においてこの銀杏の木が紹介されました。
https://www.nhk.or.jp/kokorotabi/route_2014spring/20140618/index.html

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ