長崎県聲明師会(しょうみょうし)総会、研修会を開催しました。

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みなさんこんにちは。
先日7日は、鬼子母神祭に大勢のご参詣頂きまして有難うございました。
毎月7日午前10時より鬼子母神祭(3月は大祭、5月は花祭りと同時開催で日程が変わることもあります)を奉行しております。
身体健全、家内安全、病気平癒などの祈願を、日蓮宗修法(木剣による祈祷)で行っております。どうぞご参詣下さい。
さて昨日8日は長崎県聲明師会(しょうみょうしかい)総会、研修会と先師法要を常在寺にて開催致しました。
聲明(しょうみょう)とは、ご存じの方も多いと思いますが、簡単に言いますと「お経文に節(メロディー)」がついているもの、法要儀式の中で重要な役割を果たします。
一人でもお唱えしますが、数人、又は数十人でお唱えする聲明は、厳粛で荘厳、えも言われぬ響きがします。
そして日蓮宗聲明師(しょうみょうし)とは、聲明のお唱えは勿論のこと、法要儀式全般の定められた研修を受け、法要儀式の研鑽を積み、日蓮宗より任命された所謂「法要儀式の専門家」のことです。わが長崎県には現在13名がいます。
常在寺は住職と私が聲明師に任命されており(亡くなった先代住職は第一期聲明師でした)、そういう関係もあり、毎年(ほぼ)常在寺にて研修会を開催しています。
昨日は二十数名の日蓮宗僧侶の参加があり、「鏧磬調節(きんけいちょうせつ)」についての研修をしました。
なんだか難しい言葉ですが、みなさんお寺の本堂で行われる法要の時にお聴きになるゴーーーーンという大きな「リン」のようなもの、あれを「鏧(きん)」または「鏧子(けいす)」と言います。また、木魚、木鉦(もくしょう)、鈸(はち)などお寺には様々な仏教の楽器=梵音具(ぼんのんぐ)があります。
この梵音具(ぼんのんぐ)も練習、ちゃんと研鑽を積まないと美しい音=梵音とはなりません。
その美しい音を奏で、法要を厳粛に荘厳に勤めるために、仏様に梵音の供養を出来るように、この研修会を開きました。
最初は常在寺住職による発声練習、声の出し方についての講義、引き続き不肖わたくしが「鏧磬調節(きんけいちょうせつ)」についての講義、実習を担当させて頂きました。
どんどん交代で実践して頂き、また普段気になることの質問などもあり、とても充実した研修になったと手前味噌ながら思います。
研修会終了後は、亡くなられた日蓮宗長崎県の寺院住職、僧侶の為に「先師法要(せんしほうよう)」を行いました。
数十人でお唱えする聲明、読経の声は大変すばらしく、仏様、そして長崎県の先師上人方にも喜んで頂けたのではないかと思います。
行事が続き、若干頭がぼんやりしないでもないですが、明日は日蓮宗長崎県主催の特別公開講座です。頑張ります!(といっても裏方ですが)泰通記
12月10日(水)午後4時から大村市長崎インターナショナルホテルにおいて 特別公開講座「織田・豊臣政権期の肥前地方の教会勢力」〜日本イエズス会を巡る宗教力学と政治力学を中心に〜講師苫小牧駒澤大学准教授 高橋裕史先生を開催致します。
どうぞご参加下さいますようご案内申し上げます(詳細は以下のURLより)https://temple.nichiren.or.jp/7041028-kjyouzaiji/event/837/
 

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