鬼子母神祭(断髪・断髭式)そして「信行道場」の主事

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みなさんこんにちは。なかなかブログを更新する暇がなく申し訳なく思っています。
さて先日4/7の鬼子母神祭の時に合わせて私の「断髪・断髭式」なるものを行いました。日蓮宗大荒行堂に入る前日、昨年の10/31に剃髪して以来「髭も髪も」伸ばしっぱなしだったので丸5ヶ月ぶりに綺麗さっぱり「つるんっ!」となりました。鬼子母神祭(ご祈祷会)から引き続き「自我偈」を唱えながらの断髪・断髭でしたが、なんだか「うるうる・じーん」として寂しい感じがしました。
まずは住職に髭を切ってもらい、次に私の妻に、そして檀家さんの中で私の髭を少し欲しいとおっしゃる奇特な方もいらっしゃって、その方々に順番に鋏を入れてもらいました。
最終的には川棚町栄町の理髪店「シュガー」さんにバリカンで「ザーーーーーン!ウィーーーーーン!」と全てきれいに刈ってもらいました。
どういう意味だかさっぱりわかりませんが「若くなった」と言われます(笑)。
これで心も体もすっかり元通り、お寺のお仕事も普段通りに・・・と言いたいところなのですが、実は4/15から山梨県にある日蓮宗総本山「身延山久遠寺」で開かれる修行の場「第一期信行道場」に主事として35日間お勤めすることになっておりまして、、、また【留守】&【ブログ更新が難しい】状態になってしまいますが、どうかご了承下さい。
「信行道場」とはお坊さんの卵である「沙弥」が「教師」となる為の修行の道場であり、日蓮宗僧侶となるためには必ず通らなければならない35日間の修行であります。
お坊さんになるためには、1得度、2度牒、3僧道林、4検定試験(立正大学、身延山大学等の単位)、5読経試験、6信行道場というステップを踏むことが必要で、「日蓮宗教師」となる為の最終ステップが「信行道場」です。(最終ステップと言っても信行道場を終了してからが『本当のお坊さん修行の始まりなんですが・・・』)
「日蓮宗教師」となった後も「日蓮宗布教院」「日蓮宗声明師養成講習所」「日蓮宗大荒行堂」「布教研修所」等の様々な修行機関に「志ある人は任意で」入ることが出来ますので、一般社会で言うと、信行道場終了して教師=ピカピカの社会人一年生というところでしょうか?
道場の先生(教職員)は上から順番に1「訓育主任先生」2「訓育副主任先生」3「主事(私)」4・5・6「3人の書記先生」+「事務長先生」「副事務長先生」で構成されておりまして、先日2/26に東京池上の宗務院で初顔合わせと会議が行われました。
かくいう私も「信行道場」に教える側で入るのは初めてのことです。なんかドキドキしますが、ワクワクもしています。今回の第一期信行道場に入場する「道場生」は42名。
謙虚な気持ちで、真摯に、「道場生と一緒に修行するという気持ちを忘れずに」しっかり勤めたいと思います。それでは行って参ります!!!
泰通記
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