【 勝嚴寺大學 】設立趣意書

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今日の日本国民は戦後、管理された教育と操作された情報で洗脳され、歪曲された自由主義をこれこそ完全なるものと錯覚し崇拝している。他を思いやる心を亡くした人々は、個人の利益を追い求めるあまり利他の精神を忘れ、幸福を求めているつもりが全体で破滅へ突進する。
經曰、諸佛世尊は衆生に佛知見を示さんと欲するが故に世に出現したもう、と。
亦日、毎に自ら是の念を作す。何を以てか衆生をして無上道に入り速やかに佛身を成就することを得せしめんと。
日蓮大聖人曰く、本より学文し候し事は、佛教をきはめて佛になり恩ある人をも助けんと思う、と。
本来の学解とは、人類が幸福に暮らすために相互に親しみ、相互に敬うための手段であり、すなわち一切衆生に対する大慈悲心に立脚したものでなければならない。
世間の法に染まざること蓮華の水に在るが如く、大勢に迎合しない一大事の因縁を学ぶ場として勝嚴寺大學の設立を決意した。弱肉強食の修羅道の如き現代の物 質主義の社会常識に疑問を持ち、一切衆生を救う心を発し、欧米主導の世界の終焉ののち、我が日本より世界の王道を歩む真理の法の担い手たる獅子の出現を渇 望するものである。

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