寒露のころ

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

10月8日は、二十四節気の「寒露」でした。
秋も深まり、草木にも露がむすぶ頃で、大地も冬へと変わって参ります。

過ぎた話になりますが、
9月初め、あるお檀家の奥さまがお亡くなりになっていました。
というのも、電話を頂いた時にはすでに、お葬儀が終わっていたのでした!

話を戻すと、檀家のEさんと親戚は、私の代務住職をしているお寺の檀家ですが、
電話帳から探して、同じ名前のお寺に電話をされました。しかし、住所もお宗旨も違っていたのです!
お寺さんが来られて間違いに気付かれました。しかしお互いに違うのは承知のうえで、通夜から葬儀まで行なったのでした。

こういったケースは初めてです。回避するにはどうすればよかったのか。
◎まず、枕経を自宅ですれば、よそのご寺院へ電話することは、なかった。
今回は、最初から葬儀場で行なわれた。自宅には、うちのお寺からの便りもあった。

◎他宗の僧侶の檀家に、Eさんという同じ性の方がいたので、その関係者と思われた。
しかし、話の末におかしいと思われたなら、執行すべきではなかった。

◎Eさんも、違うと思ったなら、きちんと話してお帰り頂くことも出来た。
また、せっかく遠くより来て頂いたから、とお勤めしていただいた。

このような点に気をつければ間違うことは、ありません!!
ちなみに、そのお寺さんにも確認と配慮をお願いするため、電話したのは言うまでもありません。
ただ、だまっていれなかった!のが本音ですが(^^ゞ
幸いというか、法号は付けてありませんでしたので、後日授与いたしました。
いろいろありますね。檀信徒との常日頃のお付き合いが、いかに大事か痛感した出来事でした。
話にお付き合い頂きありがとうございました。

こんな時は、美味しいお酒と、ぎんなんを頂きましょう。合掌

 

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ