「なんみょーさん、あん」26’5

五月病は人生の一場面

4月から中3になった次女は、生徒会副会長や応援リーダーなど責任ある役を自ら引き受け頑張っています。とはいえ、もともと学校嫌いの彼女…早くも連日「明日学校いやだ~」と言い始めてます。^_^;
五月になると、なんとなく気分が重い、やる気が出ない。。。いわゆる「五月病」と呼ばれる状態に悩む人が増えてきます。新しい環境での緊張が少しゆるみ、心や体の疲れが表に出てくる時期でもあります。
しかし仏教の視点から見ると、この状態は決して特別なものではなく、自然な心のはたらきの一つです。
仏教では、すべてのものは移り変わるという「無常」の教えがあります。やる気に満ちているときもあれば、気持ちが沈むときもある。そのどちらもが、流れの中の一場面に過ぎません。「今の自分はダメだ」と決めつけるのではなく、「今はこういう時期なのだな」と受け止めてみることが、心を軽くする第一歩です。
また、苦しみの多くは「こうあるべき」という思いから生まれます。「新しい環境では頑張らなければ」「周りに遅れてはいけない」といった思いが強いほど、思うようにいかない自分を責めてしまいます。これは仏教でいう執着の姿です。その思いを少しゆるめて、「まあ、そんな日もある」と自分に声をかけてみてください。それだけで、心の緊張はふっと和らぎます。
さらに大切なのは「中道」の考え方です。無理に元気を出そうとして頑張りすぎるのも、すべてを投げ出してしまうのも、どちらも心に負担をかけます。そうではなく、「少しだけやる」「できる範囲で動く」という、ちょうどよい加減を見つけることが大切です。たとえば「5分だけやってみる」「一つだけ片づける」。。。それで十分なのです。
最後に、どうしても言葉にならないモヤモヤがあるときは、そのままの心で「南無妙法蓮華経」と唱えてみてください。元気でなくても構いません。整っていなくても構いません。そのままの自分で向き合うことが、やがて心をほぐしてくれます。五月病は「弱さ」ではなく、「頑張ってきた証」があらわれている姿とも言えます。だからこそ、自分を責めるのではなく、少しだけ甘くみてください。やる気が出ない日もまた、大切な人生の一部なのです。 合掌

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