丙申(ひのえさる)の年

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“一生空しく過ごして 
    万歳悔ゆることなかれ”
            日蓮聖人
  
  労を惜しんで働らかず
  その日その日を好い加減に送って
  幸福と繁栄がいつの日か
  恵まれると思っても
  恐らく得られずに
  諦めに終わるであろう
  どんな些細な事にでも
  より良き成果を期待して
  昨日よりも今日を
  少しでも良くするよう励むなら
  やがて必ず明るい日を迎え
  楽しい人生が開けてくる
   (身延山第九十世 岩間日勇法主著
    『共に生き、共に栄える』より)
 本年の干支は丙申(ひのえさる)です。
「丙」はあきらか」や「さかん」の意味がり、
「申」も「伸」につながり、
物事が伸び広がり発展していく年であると言われます。
昨年の努力や我慢が今年はグンと伸びることにつながるはずです。
ぜひ物事に積極的に取り組んで進展させて頂きたいものです。
 ただし、物事が順調に進み、
うかれて鼻まで伸ばして天狗になると、
思わぬ衰運に見舞われてしまいます。
大切なことは、自分の目で周りの状況をしっかりと見て、
助言あるいは苦言も素直に聞く耳を持ち、
どんな時にも感謝の気持ちをはっきりと自分の口で伝えること。
くれぐれも「見ザル聞かザル言わザル」にはならないよう・・。
皆様にとって、更なる飛躍の年となりますよう。
 さて、旧年中は妙功寺に対しまして、
ひとかたならぬご厚情を賜り真にありがとうございました。
たくさんの方々のお力添えにより、
師父第3世延廣上人より第4世の法燈を継承致しました。
これもひとえに総代役員の皆様、
檀信徒の方々のお陰と深く感謝しております。
 妙功寺は、60年程前に私の祖父母がゼロから建立したお寺です。
その当時から、遠近より多くの方が様々な願いや悩みを抱え、
ワラにもすがる想いでこのお寺に足を運ばれてきました。
それはなかなか人には話せないことであったり、
自分だけの力ではどうにもならない問題に直面して、
なんとか救われたいという想いから神仏に手を合わせ、
お参りされるのだと思います。
 そういった方々の想いにより、妙功寺建立から約60年、
明るい本堂をはじめ、少しずつ境内が整って参りました。
このお寺の境内を、これから益々たくさんの方々が安心して足を運べる場所にするべく、
私ども寺族一同、より一層の精進をして参ります。
本年もどうぞご参拝下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

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