妙法山 蓮華寺

　蓮華寺は、今からおよそ1200年前 、伝教大師最澄によって建立された神宮寺六坊のひとつと伝えられております。

　元は天台宗の寺院で、香春岳一の岳の東麓にありましたが、慶長5年(1600)頃、学仙院日成上人が日蓮宗に改宗し、慶長7年、香春町魚町に移転再建しました。
　
　その後、焼失や幕府の弾圧に遭い衰微していったのですが、大正元年(1912)、第20世貫名圓徳(大蓮院日浄)上人が、魚町より現在地の山下町へ移転し再興しました。圓徳上人は博多東公園日蓮聖人銅像建立のため全国を勧募の行脚にまわった僧のうちの一人でもあります。

　大慈院日佑上人、法性院日布上人の代で、本堂・納骨堂・書院・檀信徒会館を建設し、現在に至ります。