心は形に表れる

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

8月に入り「お盆」という単語が聞かれることが多くなりました。

妙國寺と善法寺では

「初盆だけでなく、お盆には毎年精霊棚を構えましょう」
 
とご案内しています。
 
住宅事情や家族構成、気象条件の変化で、昔と全く同じことはできません。

仏壇を利用した精霊棚のしつらえ方をご提案したり、昔はそこら中で手に入ったほおずき、溝萩、桔梗、栗の葉、がまの穂、粟、、、これらは高知の山の中でも入手困難になってきています。
 
お檀家様同士で、お盆のお供え用に庭にそれらを植えたり、お寺に蓮の葉を取りに来てくれたりと様々ですが、精霊棚準備でもお檀家様同士の交流があることは大変ありがたく思っております。
 
精霊馬も昔は
キュウリの馬で一刻も早くご先祖様にお帰りいただき
ナスの牛で素麺の綱にお題目の功徳をくくれるだけくくって、お名残惜しいのでごゆっくりお帰りください
ということでお盆には各ご家庭にはお供えされていたと聞きます。
 
時代が変わってインターネットの世界では下記のように個性あふれる精霊馬があるようです。

https://www.google.co.jp/search?q=%E7%B2%BE%E9%9C%8A%E9%A6%AC&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjBuNG57NLcAhUM9bwKHUGxBZQQ_AUICigB&biw=1203&bih=930

個人的にはとにかく興味を持って頂き、各家庭で世代を超えて交流する中で、先祖に想いを馳せ、次世代にその想いをつないでゆく、良い機会になるのであれば、これもまた良いのかもしれないと思っております。

コチラに紹介した精霊棚は仏壇を活用したモノですが、80歳過ぎのご夫婦が毎年、お二人で作成されております。
 
家の2階に仏壇があるので、準備も片付けも本当に労力がいるのだろうと毎年、感じ入るところがございます。

 
それぞれのご家庭で、それぞれのご家庭にしかできない最も良い方法でのお祭りの仕方があろうかと思います。
 
お気軽にご相談いただきまして、今の自分があることの感謝を伝えるために
そして、その感謝を次世代に伝えるための4日間にして頂ければと思います。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ