おみくじの「ひき方」

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明智光秀がその昔、出陣の前に3回もおみくじを引いたという話が残っていますが、ご存知でしょうか?
「凶」が出たから、ひきなおしているうちに3回もひいてしまったと考えられていますが、実は違うようです。
おみくじと言えば大吉や小吉、凶、大凶という総運を見て、判断することが多いようですが、願事、待人、失物、旅立、商売、学問、相場、争事、恋愛、転居、出産、病気、縁談などの文字がその総運の下に書いてあります。
今、自分は何に悩んでいるのか?
学生であれば学問や恋愛でしょうし、年齢を重ねるにつれ、商売や相場、病気や時によっては争事といった項目が気にかかるかも知れません。
まず、自分は何に迷っていて、自分だけでは判断しきれないか?
それを念頭に置いておみくじをひくと良いのです。
例えば・・・
試験が近い人なら学問で悩んでいると自分に言い聞かせてから
引越を考えている人はいつくらいに具体的に動き始めればいいのか
昨年、商売がうまくいかなかった人はそのことを悩んでいると思いながら
自分は「これに迷っています」「ここのところが弱気です」
と考えながらひいてこその「おみくじ」とも言えるでしょう。
総運ももちろん大事ですが、自分の悩みに対して「ズバリ」とヒントをくれるおみくじの方がいいのは言うまでもないことです。
それに加えて、星回りによって厄がつきやすい1年になってしまったり、逆に厄を跳ね返す1年になることもあるでしょう。
そういう先人の知恵を味方に付けることで、少しでも生きやすくする方法が仏教にはたくさん詰まっています。
ぜひお気軽にご相談ください!!
ちなみに・・・
以上のことからおわかりのように明智光秀は1つのことに対しておみくじを1回引いて自らを律し、別のことに対しておみくじをひいて自分を勇気づけたと考えられます。

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