この花の名は・・・

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数年前から境内で蓮を育てております。
ちょっとしたコツをつかんで、よく咲くようになりました。
桜の咲くころに植え替え、文字通り泥にまみれて悪戦苦闘。
しかし、夏の朝に咲く花を見ると、感慨もひとしおです。

お祖師さまのお名前でもある「蓮」の花。
暑さにも負けず力強さと、神々しいまでの透明感のある花。
煩悩にまみれたこの世を泥に見立てて、そこからまっすぐに立ちあがり輝く花。

遠くの国では旅客機が撃墜され、また終わらない戦火の中で苦しんでいる方々がおられます。
私たちの足元にも、新聞の記事は目を覆いたくなるような言葉が飛び込んできます。
そんな日常に慣れつつあること自体が、全ての根底にあるような気がしてなりません。

蓮は、お題目のこころ、そのものです。
私たちの苦しみや悲しみに常に寄り添って、すべてを包み込んで凛として咲く。
そう、この写真の蓮。「一天四海」というそうです。
「皆帰妙法」この世の全てに法華経のこころ、お題目のこころを伝えねばなりません。
それが私たちの使命であります。

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