暦の話 その二~十二支と時間~

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前回、干支と年回りについて書きました。
(前回から随分時間が経ってしまいましたが…)
干支は年だけでなく、月・日・時にも配されてます。
今回は十二支と時間についてのお話です。
1日は24時間ですが、昔は図のように12分割して十二支を割り当ててました。
(十干も割り当てられますが複雑なのでここでは略します)

子の刻は午後11時から午前1時、丑の刻は午前1時から午後3時…以下同様に2時間刻みです。
また、一刻(2時間)を4分割(30分ごと)して一つ、二つ、三つ、四つと言っていました。
ですから「草木も眠る丑三つ時」の“丑三つ時”は午前2時から午前2時30分を指します。
現代でも“正午”、“午前”、“午後”という言葉が使われてますが、これは
○正午…午(うま)の刻(午前11時から午後1時)の中間
○午前…正午の前
○午前…正午の後

という意味です。

普段何となく使っている言葉にも昔の思想がしっかり残っているんですね。

 
 
 
 
 
 
 
 

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