笑桜を玉野市に ー世界の共通言語は…ー

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桜が満開の季節になりました。
平成22年に玉野市に来た時から檀信徒を霊山浄土におくる(葬儀)たびに故人さまを想い、境内地に桜の木を1本植栽してきました。
13年が過ぎ、桜の数も徐々に増え、少し桜の名所っぽくなってきたかなと思っています。
今生きている私も含めた人間の多くが世界からいなくなっても、桜は10年や百年、千年と花を咲かせ、来られた方を笑顔にします。
謎かけですが、世界の共通言語は何だと思われますか。
一番多く話されている英語や日本人だから日本語いろいろな考えがあると思います。

私は、「世界の共通言語は英語や日本語という言葉ではなく笑顔」だと思います。

いま、ロシアとウクライナが争い、人々はそこにばかり注目していますが、世界中で紛争はあり、人が亡くなって、たくさんの泣いている人がいます。
世界から争いが無くなって泣く人がいなくなって笑顔ばかりになればいいなと思います。

私は、一般企業の社員から僧侶になりました。
僧侶になったのは様々な理由がありますが、その中の一つが大学生の時に築100年以上の建物が目の前で壊されていくのを見た時。壊れるって一瞬で簡単だが、守るって大変。
これから日本の人口がどんどん減ってきます。
寺社仏閣や価値ある建築物を守るのも大変となってくるでしょう。
古いものに携えるのは価値があると私は思いました。
観音寺は檀家も少なく、裕福ではないのでたくさんの植栽はできませんが、今後も​葬儀のたびに1本ずつ、故人さまを想い、桜の苗木を植栽していきます。

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