祝年祈念

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1月は新春祈念、正月経、お日待ち、総代役員会に向けた準備など、正月気分を味わう暇もなく月日が目まぐるしく過ぎていきます。

さて、新年になりますと還暦(61歳)・古稀(70歳)・喜寿(77歳)・傘寿(80歳)・米寿(88歳)・卒寿(90歳)・ 白寿(99歳)などの祝い年の祈念(祝年祈念)が行われます。

当寺ではお寺に参って祈念される方もいますが、自宅のお床で祈念する場合もあります。また33才、42才などの厄年の祈念もあれば行っています。

最近は祝年を満年齢で考えている人も多いようですが、数え歳が本当です。

日本では昔から毎年、正月の元旦には五穀豊穣と家内の安全をもたらしてくれるという歳神(としがみ、歳徳神)を家にお迎えしてきました。

そして、その歳神が私たちに一年分の新しい魂を与えてくれるとして、これを「数え年」として大事にしてきました。つまり生まれた時を1才として、それ以降は誕生日ではなく正月を迎えるごとに1つ年をとるというわけです。(女性はいやがりますが…)

正月に「おめでとう」と挨拶するのは、ただ年が明けておめでたいからではなく、歳神をお迎えすることができておめでたいというわけです。

年を重ね、生かされていることへの感謝の気持ちを大事にしたいですね。

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