第二十七世 法傳寺法灯継承入寺式

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

皆さんこんにちは。
秋も深まり過ごしやすい気候が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
令和3年も残すところあと2ヶ月をきり、なんだかんだで今年も新型コロナウイルスに左右された一年でしたが、最近は少しずつ減少傾向にありますね。このまま第6波がくることなく日常が戻ってくるといいな…と誰もが願っていることかと思います。
そんななかではございますが、法傳寺では昨年延期となった法灯継承入寺式が執り行なわれました。
本日はその入寺式の模様をご報告したいと思います。

入寺式の流れ
10月17日 (日)
14:00 稚児行列(入寺式記念行事)
14:30 稚児祈祷
15:00 法灯継承式

天気予報では雨の予報でしたので、稚児行列が出来るのかどうか心配しておりましたが、皆さんの思いが通じたのか当日は雨も降ることなく、稚児行列が始まる頃には太陽も見え始めるほどでした。

昨年より募集していたお稚児さんも、最終的には60名を超えるご応募があり、多くの子どもさんたちの賑やかで華やかなお稚児さんの姿を見ることが出来ました。
大勢の参加ということで、みなさんには予め問診票をお配りしたり、検温や消毒、体調確認など感染対策もしっかり行いました。

そして、今回は日蓮宗のイメージキャラクターであるこぞうくんにもきていただいて、一緒にお稚児さんたちをお迎えしました。
喜んで寄ってきてくれる子達もいれば、大きなお顔にビックリして泣き出してしまう子も…(^_^;)
とにもかくにもみんなの注目の的だったこぞうくん、お稚児さんたちとそれぞれ記念撮影!



撮影のさなか、子どもさんたちを見守る保護者のみなさんの嬉しそうなお顔をみて、私自身も昨年産まれた子どもがお稚児さんに参加していたので、みなさんの気持ち、わかるなぁ~と、なんだか心がほっこりいたしました。

出発地点である高下公民館には多くの人が集い、こんなに賑やかな場面を見るのはいつぶりだろう…と開催できたことを改めて嬉しく思う瞬間でした。

いよいよ稚児行列が始まります。
今回はお檀家さんの有志を募って、27名の方に団扇太鼓を叩きながら稚児行列の先導を歩いていただくことになっています。

参加されている方々からは、昔はこうやって列を作って叩きながら歩いたね~というお話も聞こえてきたり、今回はじめての参加でドキドキしています~というお声も聞こえてきたり。
並んだ行列の前には、数々の場面で思い出を作ってきたであろう、羽織なれて体にしっとり馴染んだ行衣と、真新しい真っ白でハリのある行衣。それぞれが混ざりあったその背中にあるお題目を見ながら、なんだか身の引き締まる思いがいたしました。

南無妙法蓮華経と、お題目をお唱えすると同時に行列が動き出します。
この日のために、地域の消防団の方やお巡りさんにもご協力いただいて、お稚児さんたちを安全にお寺まで導いていただきました。

長い長い行列。
本当にたくさんの方が集まってくれました。

山門までの階段を登って境内につくと、御祈祷の始まりです。

他寺院の僧侶にご協力いただいて、迫力のある御祈祷が出来ました。いい記念になりました!と皆さんからお声をいただけたのが嬉しかったですね~(^^)
 

15時より法灯継承式の開式です。
多くの方に見守られながら、厳粛に執り行われました。
稚児代表者のお稚児さんたちも、しっかり務めてくれました!

最後は皆さんで記念撮影を!
たくさんの方に写っていただけて良かったです(^^)

数年前より計画していたこの入寺式ですが、新型コロナウイルス蔓延という予期せぬ事態が襲い、執り行なうにあたって様々な課題がありました。
記念行事として企画されていた稚児行列においても開催するべきかどうかギリギリまで悩み、会議は何度も行いましたし、開催するとなれば感染対策をどのように行うのかということも協議を重ねてまいりました。
有難いことにお稚児さんの参加申込み人数は60人を超え、皆さんが楽しみにして下さっている、この期待に応えたい気持ちは日々高まっていきました。
9月中頃に解除されるはずだった緊急事態宣言が延長されたときには、皆さんの思いに応えられないのではないかと毎日不安な日々を過ごしておりましたが、なんとか9月末に解除され、感染者の減少も見られはじめたことで、この入寺式を無事に執り行なうことが出来ました。
本当に多くの方にご協力いただいて、皆さんのお力がなければこのような式は出来なかったと思います。
改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
この入寺式を機にまた気持ちを新たにして頑張りたいと思います。
 

 

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ