新年のご挨拶とご報告

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新年明けましておめでとう御座居ます。 
昨年、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。昨年はトランプ大統領に始まり皇室の眞子様のご結婚等色々なNEWSがありました。
まさに変化の年!本年もまた色々な変化がありそうです。
こうして世の中が変化し続ける中、法傳寺もまた昨年の一年で大きく変わった事があります。
この場をお借りしてご報告させて頂きます。

7月より平成元年から二十八年間、住職を務めた父・森 勝亮僧正から息子である私、森 昌大(しょうだい)へと法灯継承することと相成りました。
これによりまして、ホームページ作成も勝亮から昌大に変わる事になります。今後、行事のお知らせや活動記録、また日常の風景・感じた事等を日々掲載していきたいと思いますので、引き続きご愛読の程宜しくお願いします。

これから法傳寺は新しい一歩を踏み出す事になります。前住職の勝亮上人が法傳寺に来られた時、まず思われたのがこのお寺をどのようなお寺にしていこうか?だったそうです。
そして二十八年の間で向かう先は、皆が来やすいお寺、敷居が高いと思われがちなお寺という場所をいかに来やすい場所にするか、だったそうです。
最初は緊張と不安の多い日々でしたが、地域方々の心の温かさに触れ、皆様のお力をお借りしながら、今日までこの法傳寺を守り続けて下さいました。
私自身、幼い頃からこの法傳寺で過ごし、お寺に関わる方々や、地域の皆様方に見守られ支えられながら、仏道修行に精進して参りました。そんな慣れ親しんだこの法傳寺を、父から継承するお話を頂いた時はとても感慨深く、またその責任の重さに触れた瞬間でもありました。

これからの法傳寺は前住職が目指した”皆が来やすいお寺づくり”を継続しながら、また、”安心できるお寺づくり”に力を入れたいと思います。
安心(あんしん)とは”あんじん”とも読みます。
意味は心が落ち着き安んじること。
法傳寺の言う安心は今は勿論、未来永劫安心して自身を頼める、また供養出来る事です。
今、ご先祖様に手を合わせる方が減少しているのが現状です。近年の目まぐるしい発展の中で、未来のことに目を向けがちで、自身に至るまでの多くのご先祖様への感謝を表す機会を失っている気がします。
このせわしない世の中だからこそ、心を落ち着け、ご先祖様や自身と向き合う機会を作り、与え続けられるお寺でありたいと思っています。
私自身年も若くまだまだ経験不足ではありますが、この寺で育ち仏道へと進む事が出来たご縁に感謝し、これからこの法傳寺と共に成長して参りたいと思います。

本年が皆様にとっても前進する一年でありますようお祈り申し上げます。
これからまだまだ寒い日が続きますが、お身体に気をつけて良きお正月をお過ごし下さい。

                                                             第二十七世住職  森 昌大

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