立正安国・お題目結縁運動 いのちに合掌

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We are the ones who make a brighter day ☆ 明るい明日を作るのは僕らの仕事

廣榮山 蓮華寺

【Koeizan Rengeji】

〒563-0361 大阪府豊能郡能勢町今西203-5

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寺ブログ

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得難き時間

先日、当寺本堂での御葬儀を勤めた。

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平成24年10月に先代から法燈を継承して間もなく、寺院葬儀について取り組み始めた。本堂内の拡張工事や参詣者用駐車場、ご遺族控室の整備等々を実施し、総代会議を重ねて2年ほど前に利用規約の配布までたどり着いたものの、この2年間は利用される機会の無いままの状態だった。

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当寺からほどない場所には、先々代の時代から葬祭業を営む業者さんがあり、町内にただ一つのセレモニーホールを手掛けられている。長年の実績で知名度も高く、町民から大きな信頼を寄せられている業者さんだ。町内の御葬儀の大半と、同じ郡内で隣町の葬儀も引き受けている。

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それ故に、葬儀が重なることも多い。当地のような片田舎であっても、もう自宅で葬儀を執り行うことは稀有。自宅かホールかではなく、このホールか別のホール。土葬の頃の様々なしきたりに則った隣組や葬儀組とのお付き合いも、今ではホールでの受付業務などに特定される。

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お寺か、ホールか先ず、その選択肢にエントリーさせることから始めなければならなかった。代替わりが済んでいる世帯主は、ちょうど私と同世代の人達がほとんどだ。自宅葬をかろうじて思い出せる程度。また、自坊での葬儀はといえば、先々代の寺院葬以来40年以上見たことがない。
そんな寺院がほとんどであるから、檀信徒さんは、いの一番に地元の葬儀社に連絡をして、会場を確保した上でお寺に連絡が来る。既に多様なセットプランが提案されていて、明朗な会計に沿った懇切丁寧な案内で、喪家の心配事の半分は解決する。

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臨終から取越し初七日忌まで、全般を執り仕切るのは葬儀社、その中の一部の儀式を営むのが僧侶
出来ることを見過ごしてしなかった我々と、出来ることをずっとコツコツと続けてきた葬儀社の違いに他ならないと思うのだが、ご家族やご親族がかつて経験したことのないほどの深い悲しみの中、我々が葬儀社の方々と同様に、ご遺族にしっかりと寄り添える術は無いものかと入寺以来考えていたことの一つが、「お寺に葬儀を戻す」ことだ。

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毎日欠かさず法味を言上し、檀信徒各家の御先祖にご回向する菩提寺の御本尊の前で、檀信徒の葬儀を執り行うことは、檀家寺院の本来あるべき姿であろう。
通夜から取越し初七日忌までのお寺で共に過ごす2日間は、ご遺族の心情に寄り添える誠に得難き時間である。

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無論、寺院側の諸事情や地域性など難しい問題も多々あるが、積極的にどんどん推し進めているご寺院もあるので、お手本にさせて頂きながら、信頼出来る葬儀社にお力を借りて密に連携しながら、我々が目指すべき葬送の形を実現したいと思う。

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