春季彼岸法要と先代住職第十七回忌法要@梅津本福寺

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 春のお彼岸の中日・春分の日3月20日午前10時から、本福寺春季彼岸法要を執り行いました。

 昨年の春季彼岸法要以降と同様に今回も、新型コロナウイルス感染防止対策として本堂に参拝者を入れず住職と修徒の2名だけで法要を営み、檀信徒には法要終了後それぞれ都合の良い時刻に参拝していただくという「自由参拝」の形式を採りました。檀信徒の皆様もこの形式に慣れて、戸惑いもなく「いつものように」参拝に来られていました。

 このような法要の形式は本来の姿ではありませんが、コロナ禍のもとでは参拝者に慣れていただけるのはお寺にとっては「好ましい状況」と言えなくはありません。しかしながら、法華経を信奉する僧侶はコロナ禍の「本質」、法華経的に表現すれば「(諸法)実相」を追求すべき立場にありますので、「好ましい状況」などと生ぬるい感想を抱くのは「好ましくない状況」と言えるかもしれません。

 さて、彼岸法要を終えてから法筵を同じくして、先代住職である至孝院日常(花島晴昭)上人の第十七回忌法要を営みました。先代の事績に思いを馳せつつ、開山以来の先達が今日の様な疫病、天変地異、戦乱の中においても持ち続けたであろう山門護持への強い意志を背中に感じながら、仏天の御加護を改めて確信できた機会となりました。

【写真のお位牌説明】
左:開山 究竟院日禛上人(大本山本圀寺第十六世)、元和3年8月23日遷化、世寿57歳
右:三十九世 東光院日淳上人
中:四十世 至孝院日常上人

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