写経納経会

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6月16日(土)に写経納経会をお勤め致します。

写経は、清浄な心を養う浄行として誰にでも志すことができ、しかも最も崇高な行であるといえよう。清浄無垢の心境に導かれることによって静かに人生をみつめることができ、人格形成の上に大きな資けとなる。毛筆をあまり手にしなくなった現代人にとってひとつの写経を完成させるのは容易ならざる行であり、この書写行を通して堅忍持久の精神を培うことができ、しかも書写し得た満足感は何ものにもかえがたい喜びとなろう。又、写経は細字の楷書で書くため実用文字の上達にも役立つ。                          
 「行」としての意義
 仏行としての書写行
 「若し復た人あって妙法蓮華経の乃至一偈を受持・読誦し解説・書写し、此の経巻に於て敬い視ること仏の如くにす」法師品み仏の心を我が心として書写するとき、み仏を身近に感じ、我が心もみ仏の心にまで昇華していく。自行としての決意
 「是の故に、汝等如来の滅後に於てまさに一心に受持・読誦し解説・書写し説の如く修行すべし」神力品   「在家にもあれ、出家にもあれ、菩薩の道を行ずるに読誦し書写す……阿耨多羅三藐三菩提に近づくことを得」法師品  自らを修めるための行として書写する。この行によって己が心中に崇高なる信仰的世界が現出し、平安と希望と生きる喜びを感ずる。化他行としての実践
 「誓言を発さく、世尊、我等如来の滅後に於て…能く衆生をして此の経を書写し、…法の如く修行し正憶念せしめん」勧持品 「是の故に智者、まさに一心に自らも書き、若しは人をしても書かしめん如来の滅後に於て閻浮提の内に広く流布せしめて断絶せざらしめん」  み仏への報恩感謝の行として、自らも書き、人にも勧めて正法を広く流布する。    
 書写の功徳「若し善男子、善女人、是の法華経を受持し若しは読み若しは誦し、若しは解説し、若しは書写せん。是の人はまさに八百の眼の功徳、千二百の耳の功徳、八百、鼻の功徳、千二百の舌の功徳、八百の身の功徳、千二百の意の功徳を得べし、是の功徳を以って六根を荘厳して皆清浄ならしめん」法師功徳品 書写行に精進すれば、身心共に清浄となり、六根のはたらきが一段となる。

  一年間に写経されたのを納経料を添えて当日、お持ち下さい。
  一年間に写経されたのを納経料を添えて当日、お持ち下さい。

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