妙法蓮華経の持久走 三周目 陀羅尼品第二十六

「安爾 曼爾 摩禰 摩摩禰~」
これは陀羅尼品で説かれる呪文で「あに まに まね ままね~」と読みます。薬王菩薩、勇施菩薩、毘沙門天、持国天、鬼子母神十羅刹女が、法華経修行者の守護を誓い説かれた、陀羅尼咒という呪文です。
 法華経がインドより中国に伝わった時、インドの言葉サンスクリット語を、中国語である漢字に翻訳しなければなりませんでした。時の訳者が意味を吟味し翻訳されたのですが、陀羅尼咒は意味を翻訳せず、サンスクリット語の音を漢字にあてたので、特殊な漢字、読み音となっています。
 お釈迦さまが「法華経を説の如く修行する者の功徳は甚だ多い」と述べられます。
 すると薬王菩薩が陀羅尼咒を説かれ「もし法華経修行者を害する者があれば、諸仏を害するに等しい」と述べられます。
 つづいて勇施菩薩が陀羅尼咒を説かれ「法華経修行者が陀羅尼咒を唱えれば、悪鬼などの害を受けることがないよう守護しよう」と述べられます。
 毘沙門天が陀羅尼咒を説かれ「法華経修行者の周囲が衰えることがないよう守護しよう」と述べられます。
 持国天が陀羅尼咒を説かれ「この陀羅尼神咒は四十二億の佛さまがたが説かれたものです。法華経修行者を迫害する者は、多くの佛さまを迫害するのと同じである」と述べられます。
 最後に鬼子母神十羅刹女が陀羅尼咒を説かれ「法華経を修行者を悩ましてはならない。もしも悩ます者がいれば、その者の頭を七つにわろう」と述べられます。
 お釈迦さまは「法華経修行者を守護する功徳は計り知れない」と説かれます。

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