一年間有難うございました

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

円光寺ではお札に対し、各家の一年間の無事、安泰であることを大晦日の歳が変わる頃に御預聖観世音菩薩宮殿にてご祈念しております。本日、お配りする御札全てを作り終え宮殿内にて安置しております。

當山がお配りするお札は五種ございまして説明をさせていただきます。

①「守護札」各家の玄関先に文字面を正面に見えるようにして貼り一年間、不要なモノが入ってこないようにする為のモノ。

②「火不能焼水不能漂攸」のお札、これは法華経に「法華経を信じる者を、火も焼くことができない、水も漂わすことができない」(薬王品第二十三)という意味がございまして竈周辺に貼るようにお勧めをしております。

③「諸餘怨敵皆悉摧滅攸」のお札、これも法華経に「あらゆる怨敵は、皆ことごとく滅びる」(薬王品第二十三)という意味がございまして家のイヤな所に貼るようにお勧めしております。

④円光寺の守本尊でもある御預聖観世音菩薩の護符。

⑤帝都弘通の命を受けた北陸に縁のある「日像菩薩」の護符。

毎年、この時期になると歴代から受け継いだ護符達を円光寺の総檀信徒さんの為にせっせと作ります。なんで、五種もあるの?と聞かれても困ってしまいます。貼るところがなければ仏壇に一年間お納めください。

お札にも命が宿っており、最初は紙切れ、そこに今日から本堂であげる読経が入り新年に各家に挨拶まわりの際にお配りしその家々の人達が気持ちを持つことで護ってくれるとそう信じております。そして、年の最後に役目を終えたお札を當山まで持ってくるのが素直なお札に対する礼儀なのかもしれません。

お札配布は新年二日以降とさせて頂いておりますので、それまではお待ち下さいね。

最後に江戸後期に造られたと思われる観音宮殿の崩壊が著しくこの度、円光寺檀信徒承認決定を得て来年1月11日に着工させて頂く手はずとなりましたこと報告致します。妙法蓮華経弘宣流布の為の修繕事業であります。一人でも多くのご協力を得たいと思っております。

今年も読んで頂きました皆様には大変お世話になりました。来年も続くかぎり更新して参りますので引き続き宜しくお願い致します。

皆様にとって良いお年をお迎えされますようお祈り申し上げまして今年最後の更新と致します。

南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ