寺庭婦人のための仏教講座 第16回

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 8月27日(火)午後2時より第16回「寺庭婦人のための仏教講座」を開講しました。
 本当は23日に行う予定でした。ところが、洪水警報が出されており、朝からバケツ(なんでバケツなんですかね?)をひっくり返したような雨です。「今日は雨がひどくて、行けませんわ」という電話が次々にはいり、午後1時開講を断念した次第です。今日の出席者は8名。
 今日は、勧持品第13と安楽行品第14です。「教化すべきこと難しと雖も、我等当に大忍力を起こして、此の経を読誦し持説し書写し、種々に供養して身命を惜しまざるべし。」貴乃花の横綱昇進の伝達式の口上で、一躍有名になった「不惜身命」ですね。「我は身命を愛せずして、但、無上道を惜しむなり。」
 口でいうのは簡単ですが、なかなか。でも、法華経を弘めようとすれば、迫害が起きるのは必然。この講座にしても順風満帆で始まったわけではありません。「寺庭婦人が勉強して、いいことなんかひとつもない。」そんな陰口も聞こえてきました。まさに道門増上慢です。そんなものに負けるか~、というわけで今日まで続いております。
 今日は法華経講義はいい加減に切り上げて、あとはSNSの話です。アマゾンで棺桶が売られており、派遣僧侶のサイトでは、価格破壊の末に、宗派を指定せず、戒名も要らなければ、炉前の読経が3万円。ニトリで家具を買い、ユニクロで服を買うような感覚で、葬儀を行う人が出て来そうな、このご時世。ネットに対抗するにはネットしかない。というわけで、私、フェイスブックに力を入れ、スマホも買いました。皆さんもお上人さんに、是非ともホームページの開設をお願いして下さい。ということを力を入れてお話したのですが、「まあ~」「まあ~」という感嘆の声は聞かれましたが、どこまで分かっていただけましたやら。

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