寛良寺について

ごあいさつ

合掌
当山は知多半島の中心地である半田市にございます。
当地は、お寺が建立される前は、柊山(ひいらぎやま)と称す山で、四国の金毘羅大権現の分霊を祀る祠があるのみでした。
地域の人々からは、「半田のこんぴらさん」として海上・水の安全、五穀豊穣の神様として、漁業・農業関係者の信仰がたいへん篤く、親しまれていました。
現在も本堂内に金毘羅明王を祀り、年に一度大祭を行っています。
 
また、当山の鬼子母神様は、移転とともに持ち込まれた、完了坊本寺 浜松妙恩寺の開山上人である日像菩薩の開眼(伝)のものであるとされています。
厨子には身延山の30世法主猊下(住職)寂遠院日通上人の名が記されております。
不詳なことが多いですが、当山においてもっとも歴史が深く、子供の発育・健康をはじめ、今生きる私たちの苦しみや悩みを取り除いてくださる守護神として日々参詣される方が多くいらっしゃいます。

知多半島には日蓮宗の寺院が少なく、南は師崎、北は名古屋と広範囲にわたり檀信徒の方々がいらっしゃいます。
日蓮宗としての歴史は浅いですが、皆様方の悩み・ご相談には深く丁寧に接して参ります。
72歳の住職と38歳の副住職、また寺族6人でお寺を切り盛りしています。
ご参拝お待ちいたしております。 

いのちに合掌 寛良寺

 
 【縁  起】
宝暦13(1763)年、「完了坊(かんりょうぼう)」として浜松市天竜川町(現 浜松市東区天竜川町)の長光山妙恩寺【開山は日蓮大聖人の孫弟子「龍華樹院日像菩薩(上人)」】の塔頭(たっちゅうと言い、大きな寺院の敷地内にあることが多く、高僧が隠退後に住んだ子院のことを指すことが多い。塔中とも書く。)に創立。
 
 明治21年に日蓮宗の祈祷により難病から救われた半田市在住の榊原幸吉氏(幸吉氏を教化したのは浜松正福寺22世能持院日弘上人)が当地を寄進し、日蓮宗寺院の開創を発願。
同27年に現在地に小宇を建設、天竜川氾濫のために壊滅し、寺号のみであった完了坊を、妙恩寺住職の丹誠により移転公許された。
しかし、檀家等が無く無収入の為、妙恩寺48世本行院日明上人の弟子 本秀院日運上人(浜松市中区泉町 法光寺加歴)が定住するまでしばらく妙恩寺住職が兼務。
その後、本孝院日秀上人、栄亮院日詔上人、一妙院日寛上人が当山を護持。
昭和17年に日寛上人が完了坊を「寛良寺」と改称認可を受け登記。
山号の「金栄山」は大本山妙顕寺貫首 山田日真猊下(第38代日蓮宗管長)より贈られたものである。
無禄無檀で始まった当地での寺院存続は困難を極めたが、日寛上人による布教により檀信徒が増加し、本堂(昭和46年)・庫裡(昭和56年)建立を以って漸く寺観を整えた。
寺号・山号の制定公称、寺観整備の功績を以って一妙院日寛上人を寛良寺の開山と称する。
半田高校の西の高台にあり本堂屋上の鐘楼堂からは市内を一望できる。

 
 【年中行事】
1月      1日        新年祝祷会
2月  第1日曜日       開運除厄・節分祈祷会
3月      中旬        春季彼岸会
4月     28日        立教開宗会・鬼子母神大祭
6月  第1日曜日            永代祠堂経法要
7月    海の日         お盆施餓鬼法要
9月     中旬          秋季彼岸会
11月 第2日曜日           日蓮聖人お会式・金毘羅明王大祭
                          【毎月第1日曜日 信行会】
                            【毎月28日 鬼子母神例祭】
 
また境内には水子観音を祀り、水子の供養を行う。
祈祷・供養とも前以ての電話連絡をお願いします。
 
 

住所

〒475-0916 愛知県半田市柊町1-212-5

交通アクセス

◆車でお越しの方
   〇知多半島道路「半田中央IC」より約6分
       ※駐車場が「階段下」と「本堂裏」にございます。
         高台のお寺ですので「本堂裏」の駐車場が便利です。
 
◆電車でお越しの方
   〇名鉄河和線 「知多半田」下車 徒歩15分
   〇名鉄河和線 「住吉町」下車 徒歩9分
   〇JR武豊線 「半田駅」下車 徒歩22分
       ※タクシーのご利用は名鉄「知多半田」駅が便利です

正式名称 日蓮宗 金栄山 寛良寺(かんりょうじ)
住所 〒475-0916 愛知県半田市柊町1-212-5
電話番号 0569-21-4432
メールアドレス nobushinn0908@yahoo.co.jp