妙感寺について

当山は、寛永17年(1640年)松樹院日用上人によって開山。
当初、犬山城下大本町辺りに天岳寺という曹洞宗の寺があったが、ある夜に盗賊に入られ住職は殺害された。以来、無住になっていたのを、日用上人が尾張藩に願い出て入寺・改宗し、亡き住職の1字を取り山号を「一翁山」、寺号を「妙感寺」と改めた。
その後、寛文8年(1668年)第3世本地院日栄上人が当地に移転。以来、犬山城主成瀬家をはじめ城下及び近在の人々の篤い信仰をあつめる。
境内には本堂、庫裡、書院、鐘楼、地蔵堂。背後の山(妙感寺古墳)上には、三十番神堂、七面堂などが建ち並び、法華の法城としての威容を誇っていたが、明治24年(1891年)の濃尾地震で山門以外が全壊。
以来100年余、倒壊した建物の材木で再建した本堂庫裡にて法燈を継承する。
平成12年、「立教開宗750年」記念事業として、本堂庫裡を再建し、往時に近づく寺観を取り戻した。

妙感寺古墳
当山境内、本堂裏に、ほぼ東西に位置するのが愛知県指定史跡文化財の『妙感寺古墳』である。
形態は前方後円墳で、古墳時代中期(西暦400~450年頃)の代表的な大型前方後円墳で、県下で5番目の大きさである。発掘調査は行われておらず、被葬者は古代「邇波(には)」の第4代大王ではないかと推測されているが、まだ不明な点が多い。
【古墳概要】
墳長 95m
円部 径52m 高さ7.5m
前方部 幅50m 高さ5.5m 長さ43m 

住所

〒484‐0081 愛知県犬山市犬山山寺7

交通アクセス

名鉄犬山線 犬山駅下車
北へ徒歩15分

正式名称 一翁山 妙感寺(いちおうざん みょうかんじ)
住所 〒484‐0081 愛知県犬山市犬山山寺7
駐車場 有り
電話番号 0568-61-3377
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