耀海寺について

ごあいさつ

 耀海寺は,500年前室町時代の永正7(1510)年に、身延山久遠寺12世円教院日意上人が開創した寺です。日蓮宗に改宗前は、真言宗でした。末寺2カ寺を有する中本寺で、いくつかの坊も有していたとの事です。同地区の触頭・緋金襽跡・永聖跡でもありました。また「菊の御紋章」と「葵の紋章」を許された寺格も有しています。
 本堂正面の扁額は、身延山36世六牙院日潮上人の染筆です。村人が扁額を書く脇で、お上人に「海の字は二水ではなく三水では?」と質問したところ、「残る一水は眼前にあり。」日潮上人は耀く海を筆でさしたとの逸話があります。

興津氏について
 興津氏は、藤原摂関家南家の流れをくみ、鎌倉時代に当地を治めた地頭で、字古御舘(現興津本町字古御舘)に屋敷を構えました。
室町時代の延文年間(1356~61)に興津城(横山城)を築城し、興津美作守が初代城主になりました。連歌師宗長と親交があり、居城を読んだ歌が残されています。
 日蓮聖人ご遺文『浄蓮房御書』(昭和定本遺文1072-1078頁)があります。
浄蓮房とは興津一族の興津佐衛門入道のことで、日蓮聖人の弟子直檀越です。耀海寺の檀徒興津国夫氏は、興津氏の末裔です字古御舘の土地の一部は、今も耀海寺が継承しています。

夏心堂について
 境内の夏心堂に夏心了道上人をお祀りしています。上人はもと幕臣で、瘡毒を患い度々侮辱を受けていました。当地で恥辱を受けた時、正当な果し合いのもと一撃で相手を倒し、深く懺悔して自決しました。その際に「我は病に苦しみ今日の所行に及ぶ。以後、我と同じ病に悩む者あらば、信ずる者をば救わん。」と遺言しました。小堂を建て祀ったところ、霊験顕著で参詣者が絶えません。
 現在も皮膚病・ガン封じ祈願 病気平癒祈願の「夏心様」として親しまれています。毎月21日がご縁日で10時より法要を営んでおります。尚大祭は正月5月9月の21日の午前10時半からです。
 お寺は亡くなった方をお祀りする場所だけではありません、お題目の修行を通して耀いて生きる為の修行の道場です。
共に心を磨き耀きましょう!
 
 

トピックス

トピックスの一覧へ

住所

〒424-0205 静岡県静岡市清水区興津本町223

交通アクセス

JR東海道本線・興津駅徒歩5分
 

正式名称 駿州興津 教敬山 耀海寺(ようかいじ)
住所 〒424-0205 静岡県静岡市清水区興津本町223
電話番号 054-369-1256
メールアドレス saitou.kendai@beige.plala.or.jp
公式サイト http://nttbj.itp.ne.jp/0543691256/index.html