妙法寺について

ごあいさつ

寺伝によれば、前身は持統天皇7年(693年)に役行者開山の仁王山護国院金胎寺という真言宗寺院であったとされる。鎌倉時代の建治元年、当時の住職善智法印が身延山に隠棲の為甲斐へ入った宗祖日蓮聖人と法論を行い敗れ、弟子となり、日蓮宗に改宗するとともに日伝と名を改めた。伝説によれば、法論に敗れた善智法印は聖人を恨み、布施と偽って毒入りの饅頭を聖人に食べさせようとしたが、白犬がやってきて代わりに食べて身代わりとなり、その奇瑞に感服して聖人に帰服したという。
戦国時代の永禄年間には甲斐の大名武田家より寺領が寄進、諸役免除を受け、その後も徳川家や諸大名より帰依を受け、江戸時代には歴代将軍から寺領安堵の朱印状を得ている。寺宝として、金銅金具装笈(修験者が背負う仏具などを入れる箱)があり、山梨県指定有形文化財となっている。また、入り口に聳える総門は1712年(正德2年)の建立である。あじさい寺として知られ、5月にはあじさい祭が開かれ賑わいを見せる。

住所

〒400-0512 山梨県南巨摩郡富士川町小室3063

交通アクセス

JR身延線鰍沢口駅からタクシーで15分
JR身延線市川大門駅からタクシーで25分
中部横断自動車道増穂ICから15分

正式名称 徳栄山 妙法寺(みょうほうじ)
住所 〒400-0512 山梨県南巨摩郡富士川町小室3063
駐車場 有り
電話番号 0556-22-0034